- Sputnik 日本, 1920
穀物合意 現状と今後の展開
ロシアとウクライナの間の紛争は世界の食料安全保障は問題が先鋭化した。両国ともに農業生産物の輸出大国に数えられるが、戦闘開始後は、穀物の港からの積み出しが難しくなった。これを解決するためロシア、ウクライナ、トルコ、国連は2022年7月22日、穀物合意を締結。合意はウクライナ産穀物を黒海を通って安全に輸送する回廊の設置とロシア産生産物と肥料への禁輸制裁の解除が目的だったが、これが誠実に遂行されていないことにロシア外務省は憂慮を表し、西側諸国の合意違反を非難。この特設コーナーは穀物合意問題についての最新のニュースをご紹介しています。

ロシア 「穀物合意」参加停止も焦眉の問題についてはトルコ・国連と対話継続

© Sputnik / Burcu Okutan / メディアバンクへ移行トルコ・イスタンブールの共同調整センター
トルコ・イスタンブールの共同調整センター - Sputnik 日本, 1920, 31.10.2022
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ロシアは国連・トルコ・ウクライナの4者協議の結果として結んだいわゆる「穀物合意」への参加を停止したものの、トルコ・イスタンブールの共同調整センターに対し、協定の焦眉の問題に関してはトルコおよび国連との対話を継続すると通告した。イスタンブールの共同調整センターが発表した。
イスタンブールの共同調整センターによると「今朝(30日午前)、国連事務局は全代表団を共同調整センターに集め、全体会議を実施した。会議の中で、ロシア代表団は、ロシアは視察を含む協定の活動への参加を無期限停止とする一方、国連およびトルコ代表団と焦眉の問題について引き続き対話を行うと通告した。」
また「ロシア代表団は、共同調整センターが直ちに解決を要する問題については、遠隔での対話に応じる構えを表明した。」
ウクライナ産穀物を積んだ貨物船「Razoni」 - Sputnik 日本, 1920, 30.10.2022
穀物合意 現状と今後の展開
ロシア下院議員、「穀物合意」失敗で3カ国を非難
これより前、ロシアのアンドレイ・ルデンコ外務次官は、ロシアの参加停止後、国連とトルコとの穀物合意に関する交渉について、近く行われる可能性があると明らかにした。
ロシア国防省は29日、ウクライナからの食料輸出を含む「穀物合意」の実現のために海上人道回廊の安全保障を担保していた露黒海艦隊や民間船に対し、同日ウクライナが攻撃を行ったことを受けた措置として、ロシアの「穀物合意」への参加を停止すると発表した。
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