また談話では、「世界のどこにも、期間と規模、内容と密度において米国と追随勢力が行っている合同軍事演習のように侵略的性格が明白な軍事訓練は見られない」と指摘されている。
さらに談話では、「世界で唯一無二に主権国家の『政権の終えん』を核戦略の主要目標にしている米国は、朝鮮民主主義人民共和国に対する武力使用を謀る場合、自分らも対等な代償を払うことになるということを覚悟しなければならない」とし、「外部の軍事的威嚇から国家の自主権と人民の安全、領土保全を守り抜くために必要な全ての措置を履行する準備ができており、米国が引き続き重大な軍事的挑発を仕掛けてくる場合、より強化された次の段階の措置を考慮することになるであろう」と強調されている。
韓国と米国は10月31日、5日間の日程で合同演習「ヒジラント・ストーム」を開始した。韓国軍と米軍は軍用機約240機を投入した。米国側からは海兵隊、海軍、陸軍も参加している。またオーストラリア空軍の空中給油機KC30Aも初参加し、在日米軍岩国基地に配備されているステルス戦闘機F35Bも参加。同機を韓国内の基地に展開させるのは初めてだという。
「ヒジラント・ストーム」は、北朝鮮との対話を目指した文在寅(ムン・ジェイン)前政権下で2018年に中止された「ヒジラント・エース」に似ている。
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