【視点】韓国と北朝鮮の警告射撃の応酬は、米国の圧力によって引き起こされた可能性がある=専門家

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多連装ロケット砲 - Sputnik 日本, 1920, 24.10.2022
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ロシア科学アカデミー極東研究所朝鮮研究センターのコンスタンチン・アスモロフ研究員はスプートニク通信のインタビューで、韓国軍と北朝鮮軍が黄海で互いに警告射撃を行ったことについて、韓国に対する米国の圧力の結果である可能性があるが、軍事衝突につながる可能性は低いとの見方を示した。
24日、韓国軍による警告射撃に対し、北朝鮮が多連装ロケット砲を発射したと報じられた。韓国の聯合ニュースは同日、北朝鮮の船が海上の境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えたため、韓国軍が警告射撃を行ったと報じた。
アスモロフ氏は「米国は尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が反中国および反ロシアのプロジェクトに参加するよう、韓国に対して積極的に圧力をかけている、そのため韓国は他の非友好国とは異なり、ロシアの方向で先頭に躍り出るのではなく、列の最後に移動する代わりに、北朝鮮の方向で今回のような行動を展開しようと努力している」と述べた。
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一方、アスモロフ氏は、「当事者は主に軍事演習の実施に取り組んでいる」ため、今のところ韓国および北朝鮮側からの警告射撃に「深刻なものは何もない」との見方を示している。
アスモロフ氏は「ここでは全体的な状況として、それぞれの側が自分たちの行動を敵の侵犯と挑発への対応とみなしているが、これらはすべて非常に活発に悪循環を引き起こしている」と指摘した。
同氏は、韓国と北朝鮮では「実利的な人間たちが腰を据えている」と述べた上で、南北関係がエスカレートする可能性はあるが、緊張関係が軍事衝突につながる可能性があるのは、一方の当事者が「神経的に耐えられなくなった」場合のみだとの見方を示した。
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