女性の人権擁護団体のムハディサ・アミンさんは次のように述べている。
「これは女性による抗議活動や集会を防止するタリバンの戦略の一つです。女性への過酷な扱いに対する世論を統制するためにやっているのです」
10月、タリバン当局がヒジャブを着用していないことを口実に少女らの教育機関への登校を認めず、退学にしたことをきっかけに、首都カブールやバダフシャーン州では女子学生らによる抗議活動が起こっていた。
タリバンはこのほかにも女性や少女に対する制限を導入している。女性は外出時や車の運転時はヒジャブの着用が義務付けられたほか、6年生以降の教育を禁止された。また、タリバン政権はカブールの遊園地の入場可能時間を男女で分けるなどの政策を進め、圧力を強めている。
(※タリバンはテロ行為に係る国連による制裁下にある)
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