北朝鮮 日本海に向けて弾道ミサイル発射

韓国軍合同参謀本部は2日午前、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。日本の各メディアが報じている。
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NHKによると、韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が2日午前8時51分ごろ、東部の元山(ウォンサン)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射したと発表した。

このうち1発は、韓国東部慶尚(キョンサン)北道の沖合の日本海にある鬱陵(ウルルン)島の手前の公海上に落下したという。韓国軍は、鬱陵島を中心とする地域に一時、空襲警報を発令し、テレビなどを通じて地下などに退避するよう呼びかけた。
複数の日本政府関係者によると、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、日本のEEZ(排他的経済水域)外に落下したとみられる。
日本の浜田防衛相は、発射されたミサイルについて、1発目は、北朝鮮東岸付近から東方向に向けて発射し、最高高度150キロ程度で150キロ程度飛行。2発目は北朝鮮東岸付近から南東方向に向けて発射し、最高高度100キロ程度で200キロ程度飛行したと明らかにした。また、変則軌道で飛行した可能性があるという。
米韓合同軍事演習は「北朝鮮に対する米国の核戦争シナリオが最後段階に入ったことを如実に示している」=北朝鮮
北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのは今年に入って29回目。
韓国と米国は10月31日、5日間の日程で合同演習「ヒジラント・ストーム」を開始した。韓国軍と米軍は軍用機約240機を投入した。米国側からは海兵隊、海軍、陸軍も参加している。またオーストラリア空軍の空中給油機KC30Aも初参加し、在日米軍岩国基地に配備されているステルス戦闘機F35Bも参加している。
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