声明では、現在の第一の課題は核保有国同士の軍事衝突を防ぐことだとして、核五大国に対して次のように呼びかけている。
「ロシアは他の『核の五大国』に対し、壊滅的結果をもたらす大量破壊兵器に関わる挑発を高め、武力紛争の瀬戸際でバランスをとりながらお互いの利益を損するような危険な試みを拒絶し、この優先的な課題の解決のために準備をみせるよう要求する」
また、ロシアは予見可能な戦略的安定性に基づいた、より強固な国際安全保障体制の構築を支持するとしている。
さらに同省は、核戦争に勝者はいないとしたうえで、ロシアの核抑止は核戦争を防ぐための基準に基づいて運用されていると表明。ロシアの核ドクトリンにも明記されているその基準は、防衛的性格だけをもったもので、拡大解釈はしないと強調している。
「理論上のロシアによる核兵器使用を伴う対抗措置は、ロシアへの大量破壊兵器による攻撃があったとき、または通常兵器による攻撃で国家が存亡の危機に陥った場合のみだ」
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