松野官房長官は「北朝鮮による今般の弾道ミサイルの発射について、直ちに中国・北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に厳重に抗議し、非難した」と明らかにした。
また、同日開催された国家安全保障会議(NSC)では、ミサイル発射を受けた朝鮮半島の緊張の高まりについて集約するとともに、事実関係の確認・分析を行ったと説明。北朝鮮による弾道ミサイル等のさらなる発射に備え、情報収集・警戒監視に当たるとともに、国民の安全確保に万全を期すことを確認したという。
防衛省は当初、発射されたミサイルが日本列島を越えて飛行する可能性があると探知したためJアラートで公表したものの、実際には日本列島を越えず日本海上空で消失したことが確認されたため訂正した。
これについて、松野官房長官は「Jアラートは国民にミサイル落下の危険性を速やかに知らせるべく発令するもので、日本上空通過の可能性があれば発令するものだ」と答え、問題はなかったとの認識を示した。