北朝鮮のミサイル発射、韓米日が誘発=露外務省

ロシア外務省のゲオルギー・ジノビエフ第1アジア局長は、朝鮮半島情勢が先鋭化したと指摘し、韓国と米国の行為が北朝鮮のミサイル発射を誘発しているとの考えを示した。
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ジノビエフ局長は、朝鮮半島情勢の後退は不可避と指摘。韓国や米国がこれまでは長年なかった軍事的・政治的動きを活発化させていることが、北朝鮮のミサイル発射を促進してきたとみている。

「北朝鮮はこれまでの『善には善を』から、『刃には刃を』の政策に転換しようとしている」

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また、ジノビエフ局長は、ロシアが中国とともに、平和共存の論理と半島問題の解決が勝利すると期待して、北朝鮮に対する人道支援におけるイニシアチブを取ってきたと述べた。だが、北朝鮮における人道状況の改善に関わる方策は全く取られていないと指摘した。
北朝鮮の軍事的活性化は、韓国と米国、日本との共同軍事演習や挑発への対抗措置だとの考えを示した。
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は9月、訪韓した米国のハリス副大統領との会談で、「韓米同盟は朝鮮半島を超え、グローバル同盟に発展しており、軍事同盟から経済技術同盟に拡大している」と発言。引き続き同盟を発展させる意向を示していた。
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