ムサビ将軍は次のように述べている。
「サウジアラビアはイラン国内の暴動の参加者に大量の資金と、諜報・スパイ活動のための装置を送ったが、それらはイランの特殊機関の手に落ちた」
9月中旬、ヒジャブの被り方が適切ではなかったとの理由で警察に逮捕されたマフサ・アミニさん(22)が拘束時に死亡したことを受け、イラン全土で警察を非難する抗議行動や騒動が1カ月半以上続いている。
このようにイランが内憂外患に悩まされるなか、11月初旬には欧米メディアは、米国の同盟国でありイランとは積年の対立関係にあるサウジアラビアに、イランが近く軍事攻撃を仕掛けると報道。イランは西側諸国が攻撃的な雰囲気を意図的に作り出していると否定していた。今回の「鹵獲」も一連の緊張関係を背景としたサウジアラビアへのけん制とも見て取れる。
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