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フィギュアGP露大会 注目選手を紹介 ベテラン選手、期待の新星も

フィギュアスケートのグランプリ・ロシア大会の第4戦が12、13日にモスクワで開催される。並行して開かれている国際フィギュアスケート連盟(ISU)のグランプリ・シリーズから露選手が排除されたために企画された国内大会となっているが、国際大会の表彰台を総なめにしてきたロシアの強豪が集う本大会は、世界レベルであるといっても過言ではないだろう。ここでは特に活躍が期待される女子シングルの注目選手を紹介する。
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グランプリ・ロシア大会の男女シングルではISUのグランプリと同じように、各選手が第1~6戦の中から最大で2回出場し、順位結果に応じてポイントが付与される。その合計点をもとに、来年3月に南部ソチで開かれるグランプリ・ファイナルに出場する選手を露フィギュアスケート連盟が決定する。すでに第1、3戦で優勝したカミラ・ワリエワ選手(16)は、ファイナル進出をほぼ確実にしている。
第4戦モスクワ大会の女子シングルには次の4人を含む12人が出場する。

ソフィア・アカチエワ(15)

ワリエワ選手のコーチでもあるエテリ・トゥトベリーゼ氏に師事。グランプリ、第1戦では2位に食い込んだ。2020、2021年のロシアのジュニア大会で優勝経験もある期待の新星。今回の優勝候補の一人でもある。
期待の新星、アカチエワ選手

アナスタシア・ジニナ(15)

第1戦でワリエワ、アカチエワ両選手に次いで3位。昨年のジュニア・グランプリでも2個のメダルを獲得し、ファイナル出場が見込まれていたものの、新型コロナウイルスのオミクロン株の流行の影響で中止となった。
ジニナ選手

ソフィア・ムラヴィヨワ(16)

トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏に師事。現在の彼の門下生のなかでは唯一、シニアの女子シングルに出場している選手。ISUジュニア・グランプリ(オーストリア大会)で優勝経験がある。第3戦のカザン大会に出場するとみられていたが、けがの影響で第4戦への出場となった。
"皇帝"プルシェンコのもとで学ぶムラヴィヨワ選手

エリザベータ・トゥクタミシェワ(25)

ただでさえ選手生命が短いフィギュア界で、シェルバコワ、ワリエワ両選手らを始めとする10代の強豪がひしめくなか、現在も第一線で活躍するベテラン選手。今回の第4戦では唯一の20代だが、大会直前の練習では4回転トゥーループを決めるなど、若手選手に引けを取らない。過去にはISUグランプリファイナル(2014)や世界選手権(2015)で優勝経験あり。現在も国内外にファンが多く、大人の魅力で会場を沸かせる。
妖艶な演技が人気のベテラン、トゥクタミシェワ選手
出場が予定されていた優勝候補の1人、マイヤ・フロミフ選手(16)は指のけがの影響で直前で出場を取りやめた。
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