分析に使われたのは大音響の音楽が12歳から34歳までの2万人の聴覚に対してどういう影響を及ぼすかを調べた33の調査。そのうち50%以上の人が普段から最高で112デシベルの大音量で音楽を聴いていたことがわかった。
科学者らによると、85デシベル以上の大音量は聴覚障害を引き起こしうる。ヘッドホンで大音量の音楽を聴くと、内耳である聴神経が傷つき、有毛細胞の数が減る、やがて難聴や聴力低下に至る恐れがある。
世界保健機関(WHO)の推計によると、現在、重度の難聴に苦しむ人は世界中で4億3千万人以上に達している。特に悪影響を受けやすのは若者で、そうした原因としてスマートフォンやヘッドホンの使用、大音量で音楽が流されるイベントへの参加などが挙げられている。
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