英国、ロシア産石油購入を継続 抜け穴を巧みに利用

英国はロシア産石油の購入を続けているが、文書では輸入先として他の国が挙げられているという。英紙サンデー・タイムズが報じた。
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同紙によると、ウクライナにおけるロシアの特殊作戦開始以来、「他国からの輸入として分類されていた」にもかかわらず、2億ポンド(約342億円)以上に相当するロシア産石油を積んだ少なくとも39隻のタンカーが英国の港に入港していた。
記事では、3月以降、「総額7億7800万ポンド(約1294億円)相当のロシア産石油が、英国の10港に到着した」と述べられている。しかし、文書には他の国が記載されている可能性がある。例えば、3月以降、イミンガム港に到着した約2300万ポンド(約38億円)相当のロシア産石油は、文書ではドイツ、オランダ、ベルギーから輸入されたものとして記載されている。
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同紙によると、専門家らは、英国の登録規則や、ある船から別の船に貨物を移すという慣行が、ロシア産石油に対する制裁導入を複雑にする可能性があると考えている。記事で説明されているところによると、紙面では輸入国は発送国を指し、原産国を示すわけではない。例えば、中国製の貨物を英国に輸入する際、それがドイツ企業によって輸入されたものであれば、ドイツからの貨物として登録される可能性がある。
記事で指摘されているように、6月には7800万ポンド(約129億円)以上のロシア産石油が英国の港に到着したが、国家統計局(ONS)は6月にロシア産石油を輸入しなかったと発表している。公式には、6月に輸入された石油は、オランダ、エストニア、ポーランド、ベルギーのいずれかからの輸入として記録されている。
同紙は、ロシア産石油の英国への輸入は、禁止令が発効する12月5日までは合法となると指摘した。それまでは「風評被害リスク」の問題に過ぎないとしている。
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