24日はウクライナ国内にある全ての原発で外部電源が喪失し、ディーゼルエンジンで電力を供給するという異常事態になっていた。ウクライナには4つの原発があり、ザポロジエ原発は現在、ロシア軍の管理下にある。
グロッシ事務局長はビデオメッセージのなかで次のように呼びかけた。
「現時点で世界の注目はザポロジエ原発の危険な状況に集まっている、これは欧州で最大規模の原発だ。だが、我々は国内にあるその他の原子力施設についても忘れるべきではない。昨日は初めて4つの原発が外部電源との接続、送電網との接続を失っていた。ザポロジエ原発、ロブノ原発、南ウクライナ原発、フメルニツキ原発だ。これらはいずれも緊急用のディーゼル発電機を使用していた」
グロッシ事務局長によると、これは数ヶ月前には想定も出来なかった未曽有の異常事態で、「深い懸念」を引き起こすとしている。
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