岸田首相は「しっかりとした防衛力を持つということは、外交努力における説得力を増す」とし、「防衛力の強化は外交努力の裏付けにもなる」と強調した。
また、反撃能力(敵基地攻撃能力)にまつわる議論に関して「あくまで抑止力を高め、ミサイルなどによる攻撃の可能性を一層低下させる」との考えを示した。
岸田首相は、防衛力の問題について「ミサイル迎撃能力のさらなる向上だけでなく、いわゆる反撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討している」と繰り返した。
28日、岸田首相は防衛費の増額をめぐり、浜田防衛相と鈴木財務相に対し、2027年度に防衛費と関連する経費を合わせてGDPの2%に達する予算措置を講じるよう指示した。
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