コンゴ民主共和国で反乱組織が民間人を虐殺、わずか2日で120人以上が犠牲に

反乱組織「M23」(「3月23日運動」、主にツチ族で構成される武装組織)はコンゴ民主共和国の東部でわずか2日の間に120人以上の民間人を虐殺した。現地で紛争当事国が停戦合意した直後の犯行となった。現地メディアActualiteが地元政府の発表を引用して報じた。
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11月30日に西アフリカ・アンゴラの首都ルアンダではミニ・サミットが開催され、コンゴ民主共和国のフェリックス・チセケディ大統領と隣国ルワンダのベンサン・ビルタ外務大臣が出席し、両者はコンゴ東部での停戦を合意していた。その直後、M23の代表者等はこのサミットに参加しておらず、その合意には関係がないと表明していた。
報道によると、民間人の殺戮はコンゴ東部の北キブ州キシシで29日から30日にかけて発生したという。現在、被害状況の特定が進められており、すでに死者数は122人に達している。いずれもM23の戦闘員によって無残に殺害された模様。
アンゴラで開催されたミニサミットのコミュニケによると、M23は11月25日に反乱を起こして以来、不当に占拠している地域からの撤退が義務付けられた。一方、M23はコンゴ政府軍の拠点に対する攻勢を強めており、より多くの領土を制圧しようとしている。
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