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日本 民間初の月面探査プログラム「HAKUTO-R」、12月7日に打ち上げ予定

日本の株式会社「ispace」は、同社の月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1について、12月7日以降に打ち上げられる見通しであることを発表した。日本の各メディアが報じた。
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ポータルサイト「SORAE」の報道によると、「HAKUTO-R」ミッション1の無人月着陸船は、米スペースX社の「ファルコン9」ロケットの追加点検作業が発生したため、12月1日に予定されていた打ち上げが延期された。
米専門サイト「Next Spaceflight」の最新情報によると、打ち上げは、米国東部標準時で12月7日午前6時4分(日本時間20時4分)に、米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍施設から行われる予定。
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株式会社「ispace」主導の月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1は、日本の民間企業として初めて月面へランダー(着陸機)を着陸させるもの。ランダーは2023年4月末頃に着陸できる見込み。
アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ政府宇宙機関(MBRSC)の月面探査ローバー「Rashid(ラシッド)」も同時に輸送される。Rashidが月面着陸に成功すれば、アラブ諸国として初の月面到達となる。
さらに、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と玩具メーカー・タカラトミーが開発した変形型月面探査ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」も搭載される。SORA-Qは直径約8cm・質量約250gで、2台のカメラが搭載されており、月面での走行や画像画像等を地球へ送信する予定。
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