インドネシア 2002年バリ島爆弾テロ首謀者が「脱過激派」に 仮釈放

インドネシアの裁判所は、200人以上の死者を出した2002年のバリ島爆弾テロ事件で、爆弾の製造に関与していたウマル・パテク受刑者(55)が仮釈放された。 米メディア「ABCニュース」が報じている。
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パテク受刑者は懲役20年の実刑判決を受け、その半分の刑期を終えた。インドネシア当局は、同受刑者が「脱過激派」になったことから、他の過激派の「矯正モデル」になる可能性があると述べている。
パテクはもっと早い時期に釈放される予定だったが、同国で11月にG20サミットが開催されたことと、このテロ事件で88人の国民を失ったオーストラリア当局が不満を示したため、釈放に関する決定が遅れたという。
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パテク受刑者はアルカイダ系の過激派組織「ジェマ・イスラミア」のメンバーだった。この組織は2002年10月、インドネシア史上最大のテロ事件を起こし、202人が死亡、209人が負傷した。2011年に拘束されたパテクは、100万ドル(約1億3700万円)の懸賞金がかけられた世界で最も重要な指名手配犯の1人だった。
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