トルコは12月よりマルマラ海を経由してボスポラス海峡に入る石油タンカーに対して、補足的な要請を行っている。要請文書によれば、トルコは保険会社に対し、船舶に船主責任保険(P&I保険)の提供を確約するレターを要求している。
トルコはさらに、レターを渡さないという拒否理由が明白ではなくても、書面の要請は今後も続けると補足した。
「保険会社はルーティンでは普通に出されるこうしたレターの提供を拒否している」トルコ海事総局はこう説明した。
トルコの海域では、ロシア産原油の上限価格が設定された12月5日以降、石油タンカーの渋滞が発生している。この渋滞でトルコ沿岸には1800万バレルの石油を積んだ30隻のタンカーが立ち往生している。