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トルコ・ボスポラス海峡でタンカーが渋滞 でも制裁発動は原因ではない?
トルコ・ボスポラス海峡でタンカーが渋滞 でも制裁発動は原因ではない?
Sputnik 日本
黒海からマルマラ海を経由して地中海につながるトルコに位置するボスポラス海峡周辺で、石油タンカーの渋滞が発生している。5日に主要7カ国(G7)や欧州連合(EU)がロシア産石油の上限価格を導入したことを受け、海峡を管理するトルコが有効な海上保険の提示を求めたことが原因とする報道もあるが、関係がないと指摘する専門家もいる。 2022年12月7日, Sputnik 日本
2022-12-07T05:11+0900
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船の位置情報を追跡するサービスを手掛ける「MarineTraffic」によると、日本時間6日夜時点でボスポラス海峡周辺のトルコ沿岸には約30隻のタンカーが滞留していた。その多くはトルコ船で、ロシアのタンカーも5隻も含まれていた。これまでに米「ブルームバーグ」などは上限価格を超えたロシア産石油を運搬するタンカーへの保険適用を禁止する西側諸国の措置を受け、トルコ政府が海上保険のデータを提示するように求めたことなどから、数百万バレルもの石油が黒海で足止めを食っていると報じていた。一方、ロシアの物流コンサル会社「InfraProjects」のアレクセイ・ベズボロドフ氏は、「渋滞」と上限価格による制裁の因果関係は明白ではないと指摘する。というのも、ボスポラス海峡で船が渋滞するのは日常茶飯事だからだ。第一に大型タンカーは夜間の通行は禁止されている。また、滞留しているタンカーのほとんどはトルコの港に向かうもので、周辺で待機するのも当たり前だ。ベズボロドフ氏はロシアのタンカー通行が禁止されることもないとみる。スプートニク通信はこれに先立ち、ロシア産原油の価格に上限を設ける措置の内容や、これに対してロシアがどのような対応をとる可能性があるかについて報じた。関連ニュース
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トルコ, 国際, 経済, 石油, 対露制裁, ロシア, g7, 欧州連合
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トルコ・ボスポラス海峡でタンカーが渋滞 でも制裁発動は原因ではない?
黒海からマルマラ海を経由して地中海につながるトルコに位置するボスポラス海峡周辺で、石油タンカーの渋滞が発生している。5日に主要7カ国(G7)や欧州連合(EU)がロシア産石油の上限価格を導入したことを受け、海峡を管理するトルコが有効な海上保険の提示を求めたことが原因とする報道もあるが、関係がないと指摘する専門家もいる。
船の位置情報を追跡するサービスを手掛ける
「MarineTraffic」によると、日本時間6日夜時点でボスポラス海峡周辺のトルコ沿岸には約30隻のタンカーが滞留していた。その多くはトルコ船で、ロシアのタンカーも5隻も含まれていた。
これまでに米「ブルームバーグ」などは上限価格を超えたロシア産石油を運搬するタンカーへの保険適用を禁止する西側諸国の措置を受け、トルコ政府が
海上保険のデータを提示するように求めたことなどから、数百万バレルもの石油が黒海で足止めを食っていると報じていた。
一方、ロシアの物流コンサル会社「InfraProjects」のアレクセイ・ベズボロドフ氏は、「渋滞」と上限価格による制裁の因果関係は明白ではないと指摘する。というのも、ボスポラス海峡で船が渋滞するのは日常茶飯事だからだ。
第一に大型タンカーは夜間の通行は禁止されている。また、滞留しているタンカーのほとんどはトルコの港に向かうもので、周辺で待機するのも当たり前だ。ベズボロドフ氏はロシアのタンカー通行が禁止されることもないとみる。
スプートニク通信はこれに先立ち、ロシア産原油の価格に上限を設ける
措置の内容や、これに対してロシアがどのような対応をとる可能性があるかについて報じた。