ツイッター、米議事堂襲撃の数カ月前にトランプ氏アカウント凍結の可能性を議論か

ドナルド・トランプ前米大統領のツイッター・アカウント凍結に向けたイデオロギー的準備は、トランプ支持者による米議会議事堂襲撃の数ヶ月前に始まっていた可能性がある。ジャーナリストのマット・タイービ氏が、ツイッター社の内部文書を引用して主張している。
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ツイッター社のイーロン・マスクCEOは創業者のジャック・ドーシー氏に対し、ツイッター上で隠蔽されてきた他の重要な情報についても全て公開すると約束した。今月3日、ハンター・バイデン氏(バイデン米大統領の息子)が所有していたノートパソコンをめぐる情報隠蔽の検閲にまつわるタイービ氏のツイートを引用し、マスク氏はバイデン氏のノートパソコンに関する報告書のリンクを投稿した
【解説】信頼の失墜 ツイッターのアルゴリズムはどのように選挙に干渉していたか
タイービ氏が新たに暴露したのは、2021年1月6日にトランプ支持者が米連邦議会議事堂を襲撃したことを受け、トランプ氏のツイッター・アカウントが凍結されたことに関するもの。一般には公開されていないツイッターの内部文書が公開されることを見越して、タイービ氏は、「事件の数ヶ月前から社内の基準が損なわれていたこと」について説明すると約束した。
「トランプ氏のアカウント凍結に至った内部議論の多くは、1月6日の議事堂襲撃後に起こったものだが、この動きの思考的枠組みは、これらの出来事に至るまでの数か月で築かれた」とタイービ氏は主張した。
タイービ氏が公開したデータによると、2020 年10 月の時点で、ツイッター幹部は特別なチャンネルを立ち上げ、大統領選に関係する人物、特に知名度の高い政治家のアカウントを凍結する可能性について議論していた。
「トランプ氏の凍結を完了したツイッター幹部は、新政権の取り扱いに着手した。彼らは、未来の大統領やホワイトハウス、ひょっとしたらジョー・バイデン氏さえも凍結する準備をしていた」とタイービ氏は明らかにした。
しかし、タイービ氏が引用した情報の信憑性を確認することはまだできない。
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