現地で発見されたのは、7000万年前の草食恐竜の化石。研究者らによると体格は小さく、首には装甲、肩の部分にはトゲがあり、6600万年前までアメリカ大陸に生息していた中型の装甲草食恐竜「アンキロサウルス」に似ているという。
しかし、今回発見された恐竜は、多くの点でアンキロサウルス属の特徴を持っているものの明らかに小さく、これまで知られていなかった新しいタイプの恐竜であることが分かった。研究者らは、「装甲恐竜にしては、今回発見された恐竜のサイズは非常に小さい。大腿骨の長さが25センチしかないことから、この動物の体長は2〜3メートルだったと考えられる」と説明している。今回発見された恐竜は、「パタゴペルタ・クリスタータ」と名付けられた。
これまで知られていなかった先史時代の動物の化石が発見されるたびに、人類が出現する以前の地球の様子について、研究者の理解が深まっていく。スプートニクは以前、ドイツの研究者らが2億年以上前に地球上に生息していた新種の巨大恐竜の化石を発見したと報じた。
関連ニュース