セルビアのアンナ・ブルナビッチ首相はこれより前、セルビアはEUが何もしないせい、またコソボ政権のせいで戦争の瀬戸際にあると発言。
ザハロワ報道官はこの発言について「なぜ『何もしない』なのか。これはEUが実質上、数年にわたりシミュレーションしてきた状況だ」とコメントした。
セルビアのアレクサンドル・ヴチッチ大統領は前日、セルビア指導部はNATO KFOR(コソボ治安維持部隊)司令部に対し、セルビア警察と軍の人員をコソボとメトヒヤに派遣するよう正式な要請を送ると明かした。
コソボ北部ではこれより前、自称コソボ共和国内務省のデヤン・パンチチ元警官が拘束されたことをきっかけにセルビア人がバリケードを作り始めた。これを受け、同地域北部にコソボ警察特殊部隊が投入された。コソボ警察は、12月11日にかけての深夜、同地域北部で何者かによる小競り合いが3回生じたと発表している。
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