韓国、2026年までに対砲兵レーダー開発 約31億円規模

韓国の防衛事業庁(DAPA)は、現在運用されている米国のレーダーに代わる先進的な対砲兵レーダーを2026年までに開発するため、現地企業LIG Nex1(LIGネクスワン)と300億ウォン(約31.4億円)の契約を締結したと発表した。
この記事をSputnikで読む
DAPAは、現在、軍で使用されている旧式のTPQ-36およびTPQ-37レーダーを置き換える予定。このプロジェクトでは、既存のレーダーの2倍のターゲットを同時に探知し、システム展開時間を66%、撤収時間を33%短縮するなど、機能を強化したレーダーの開発を目指す。
【視点】アジア太平洋地域におけるエスカレーションの悪循環には拍車がかかる
同省の声明では「このレーダー開発プロジェクトが完了すると、2020年代後半から約20台のレーダーが陸上および海兵隊の部門に配備される」と述べられている。
このプロジェクトにより、韓国軍は敵の砲弾の位置をより迅速かつ明確に特定できる「目」を確保することができると指摘されている。
対砲兵レーダーは、砲弾、ミサイル、砲弾地雷の軌道から敵の砲台の位置を特定し、対砲兵器にリアルタイムでターゲットの位置を送信することができる。
関連ニュース
韓国 2022年の輸出量、記録的な拡大
韓国、対米インフレ抑制法でEUと協調も 貿易戦争は「パンドラの箱」
コメント