欧州対外行動庁のウェブサイトに掲載された記事の中で、ボレル氏は、ウクライナにおけるロシアの軍事作戦は、EUの軍事力に関する「警鐘」となったと考えていると述べた。
ボレル氏は「我々はウクライナに兵器を譲渡したが、同時に、我々の軍事備蓄が枯渇していることに気づいた」と指摘。
また、EUは「欧州大陸自体でより高いレベルの脅威」から身を守るための「重要な防衛能力が欠けている」ことを認識しているとした。ボレル氏は、EUは「防衛費を増やすだけでなく、より良いものにする」必要があると指摘した。
ボレル氏は「ウクライナを引き続き支援し、現在のニーズを満たし、将来に向けて準備を始める」べく、「もっと協力し合うという意味だ」と締めくくった。
米紙ニューヨーク・タイムズは11月末、NATO(北大西洋条約機構)に加盟する30カ国のうち20カ国はウクライナに対する兵器供与の可能性を使い果たしたと報じた。
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