先にウクライナ最高会議はロシアのスポーツ選手に対する制裁を承認した。
この制裁にはウクライナ出身のチェスグランドマスター、カリャキンさんも含まれる。カリャキンさんはスプートニク通信による取材の中で次のように発言した。
「指摘されたすべての制裁の中で私が該当するのはウクライナ・功労スポーツマスターの称号だけだ。この称号を失うのか、どうか、私は知らない。しかし、彼らはこの決定により私ではなく自らを恥じにさらしにしている。ウクライナについて言えば、これがまともな国だった頃はウクライナのために出場していた。そして大きな結果を残してきた。たくさんの競技で優勝してきた。従って私はこの国にメリットだけをもたらしてきた。今はもちろん、私とウクライナを結びつけるものは何もない。私は極力この国家から、市民ではなく、まさにこの国家から少しでも遠い所にいたい……この決定はウクライナで生じる全ての事態には関係ない。彼らからは良いニュースは何も期待できない。私に対し、刑事告発しようとしていた。起こしたのかどうかは知らないが、正直言ってもう私は興味ない。したいことをすれば良い。私は自分の人生を生きるだけだ。幸いにして、私とウクライナを結びつけるものはもう何もない」
カリャキンさんはウクライナ・シンフェロポリ出身のチェス・グランドマスター。早熟の天才と謳われ、歴史上最も若い12歳7カ月でグランドマスターとなった。
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