この計画には、米国のオースティン国防長官とバイデン大統領の承認が必要。計画が承認されればパトリオットは数日中に輸送される可能性があり、ウクライナ人はドイツの米軍基地で使い方の訓練を受けるとみられている。
CNNは消息筋を引用し、パトリオットは弾道ミサイルや巡航ミサイルの迎撃に有効であり、ウクライナ領土から遠く離れたミサイルや航空機も撃墜できるため、東欧の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の領空の安全確保に役立つと指摘している。一方、パトリオットの輸送をめぐる問題は大きいという。
何基のミサイル発射装置が送られるかは今のところ不明。パトリオットは通常、標的を検出して追跡するレーダー、コンピューター、発電装置、射撃管制装置、最大8基の4連装ミサイル発射装置で構成されている。適切に操作するためには数十人を必要とする。
スプートニク通信は先に、「パトリオット」の生産ラインが初めて米国外に設置される可能性があると報じた。生産ラインをドイツに設置することが提案されているという。
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