米軍は14日、韓国に駐留する宇宙軍の部隊を創設した。この部隊の任務は、北朝鮮のミサイルの監視や、そのミサイルの軌道の計算などが含まれている。
「米国が大陸間弾道ミサイル『火星17』などの北朝鮮のミサイルの脅威を少し深刻に受け止め始めたという推測は確かにできる。しかし、これは実際には口実のようなもので、米国は実際には北朝鮮の核の脅威に関心を示していない」
キム氏は、韓国、米国、日本の首脳が北朝鮮のミサイル発射に関する情報を定期的に交換することに合意した後、米軍が韓国に駐留する宇宙軍の部隊を創設したと指摘している。
「在韓米軍にはミサイル防衛システム『THAAD』がある。韓国は日本とミサイルに関 して情報交換を行うとしたのだが、(米国と)韓国は、中国に対して韓国の領土に高 度なミサイル防衛基地を設置することで事実上合意したのだ。(中国に)最も近い歩 哨基地を置いたと言ってもいい。これが最も気がかりなことなのだ」
また、キム氏によると、2007年に合意された戦時中の作戦統制権(OPCON)を韓国軍に移譲することにも問題が生じているという。OPCON は2022年に移譲可能だと予想されていたものの、米国が韓国に宇宙軍を創設したこともあり、状況はより複雑になっている。この点について同氏は「韓国の将軍が戦時中に宇宙軍を指揮するとは誰も思わないだろう」と述べている。
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