同紙によると、事件があったのは15日正午前。24歳のアレックス・ウィルソン容疑者は地元の銀行「Fifth Third Bank」の支店を訪れ、従業員の女性と少し話したあと、「これは強盗だ。1ドルをくれ」と書いた紙を見せた。
そして、「私が武装しているかわからないだろう。だから緊急通報ボタンを押すんだ」と通報するよう要求。カウンターに置かれた1ドル札は受け取らなかったという。その後、駆けつけた警察官によってあっけなく御用となった。
ウィルソン容疑者は強盗を計画していたと容疑を認めている。また、犯行時に武器は所持していなかったことも明らかになっている。犯行直前には緊張していたため、用を足すために銀行の隣にあるメキシコ料理チェーン「チポトレ」に立ち寄ったと供述しているという。
詳しい動機については言及されていないが、自ら刑務所に入りたくてこのような奇行に及んだのだろうか。はたまた緊張で1ドルと100万ドルを書き違えたのだろうか。謎は深まるばかりだが、幸いにもけが人は出なかった。