ザハロワ氏は、米国が新たな地政学的現実を無視して自国の覇権維持を目指していることや、安全保障に関する建設的な対話を実施する願望がないことが、「当然の結果を引き起こした」との見方を示した。
ザハロワ氏は「世間を騒がせたアフガニスタンでの大失敗の後、米国はますます新たな紛争へ加わるようになり、キエフのネオナチ政権を資金と兵器で支援するだけでなく、自分たちの軍事プレゼンスも高めている。これは危険かつ近視眼的な政策であり、米国とロシアを直接的な衝突の瀬戸際に立たせる。なお、ロシア政府はバイデン政権に対し、状況を冷静に評価し、危険なエスカレーションのスパイラルに拍車をかけないよう求めている」と述べた。
ザハロワ氏は、ワシントンがモスクワの意見に耳を傾けることに期待を表明した一方、楽観的思考の根拠は今のところないと指摘した。
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