日本 自民党の薗浦健太郎氏が議員辞職願 岸田政権にとってさらなる打撃

日本の与党・自民党の薗浦健太郎衆議院議員は21日、衆議院に議員辞職願を提出した。同日中に許可される見通し。薗浦氏は関連する政治団体が政治資金パーティーの収入を約4000万円少なく記載していた疑いが持たれており、東京地検特捜部が政治資金規正法違反で近く略式起訴する見通し。日本の各マスコミが報じた。
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薗浦氏は自民党本部にも離党を届け出る。同党は党紀委員会を開き、薗浦氏の離党を認める方針だという。

「政治とカネ」岸田首相のイメージにさらなる打撃

後を絶たない「政治とカネ」の問題は、閣僚の辞任ドミノも相まって岸田政権に打撃を与えている。
11月には寺田稔・前総務相の不透明な政治資金報告をめぐる問題が表面化し、事実上更迭される形で辞任。後任の松本剛明・新総務相も就任直後、収容人数を超過する「パーティー券」を販売していたと報じられた。また、秋葉賢也・復興相についても政治資金や旧統一教会に関連した問題が指摘されている。
薗浦氏は衆院当選5回。読売新聞の記者や自民党の麻生太郎副総裁の秘書を経て2005年の衆院選で初当選した。安倍晋三内閣で副外相や首相補佐官を歴任。現在は党副幹事長を務めている。
同氏の辞職は岸田政権にとってさらなる打撃となる。薗浦氏は、党内では麻生副総裁が率いる麻生派に所属し、麻生氏に近いことでも知られている。
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