訪米中のゼレンスキー大統領はSNSの投稿で、「300日の間で……我々は米国とウクライナの関係で新しい段階を開始した、私たちは真の同盟のレベルに達した、それは100%リアルな内容となっている」と記した。
さらに米宇首脳会談後にゼレンスキー大統領は連邦議会で演説を行い、戦車と戦闘機の供与を呼びかけた。
「私たちの関係にタブーがあってはならない。ウクライナは米兵に対し、私たちの国で私たちの代わりに戦ってほしいなどというお願いは一度もしていない。私は保証する。ウクライナ兵は米国の戦車、及び戦闘機の操縦を完璧に自分で習得する」
このように発言し、更なる兵器供与を呼びかけたほか、ロシアに対する制裁を強化し、ウクライナ危機の勃発に関与した人物に対する法の裁きを実現する上での支援も呼びかけた。
日本時間未明にワシントン近くの空軍基地に到着したゼレンスキー大統領は、SNSの自身のページに「ウクライナの安定性と防衛力を強化するための一連の会談を行う。バイデン大統領とは二国間関係について話し合う」と投稿していた。
CNNなどによると、これまでに米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官はウクライナ紛争が「新たなフェーズ」に突入したと指摘。首脳会談について「米国が現在、そして今後も続けていくことを議論するだけでなく、最終的にどうやってゼレンスキー大統領のいう『公正な和平』の実現を試みるかについて、両首脳が面と向かって話し合うよい機会となる」と述べ、今後のウクライナへの軍事支援に加えて和平への道筋がテーマになる可能性を示唆していた。
一方でアントニー・ブリンケン国務長官は21日、米製対空防衛システム「パトリオット」を含む、18億5000万ドル(約2380億円)規模のウクライナへの追加軍事支援を決定したと明らかにしている。
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