ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は10月、ロシア・ベラルーシの連合部隊を編成すると明らかにしていた。この部隊は主にベラルーシ軍をベースつくられ、ロシア軍も9000人弱が参加。ベラルーシの国境地域の防衛強化のために配備されている。
ガルージン外務次官は、ロシアとベラルーシの連合部隊はベラルーシへの攻撃があった場合に備えて、必要不可欠な反撃をするために配備されているとしたうえで、次のように述べている。
「ウクライナにおける特殊軍事作戦にこの連合部隊を投入する可能性があるとみなすのは誤った認識だ」
加えて、ロシア・ベラルーシ同盟の軍事ドクトリンでは、いずれかに攻撃があった場合、それは両国への攻撃とみなされるとの認識を示し、「そうした場合、対抗措置の適用はロシアとベラルーシ両国の政治・軍事指導部によって判断される」と続けた。
一方、このごろロシアからベラルーシへ供与された最新の対空防衛システム「S400」については「ベラルーシ軍の能力のほか、ロシア・ベラルーシ連合軍の対空防衛システムの連携の効率を高めるものだ」と評価した。ロシアはベラルーシに戦術ミサイル発射装置「イスカンデル」も供与している。
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