対露制裁は中央アジアにも悪影響、外交で危機を解決すべき=カザフ外相

来日しているカザフスタンのトレウベルディ外相は24日、NHKのインタビューに応じた。その中で、「ロシアに対する制裁でカザフスタンの経済にも悪影響が出ている」とし、外交による危機解決の必要性を呼びかけた。
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ウクライナ危機の影響について聞くと、外相はロシア、ウクライナともにカザフスタンの友好国だとしたうえで、危機の影響を懸念した。
カザフスタンのトカエフ大統領は両国の大統領と定期的に連絡していて、双方に対して交渉のテーブルにつき、この紛争を解決するための平和的、外交的な方法を見いだすように呼びかけています。経済的にロシアとカザフスタンの関係は深く、実際にカザフスタン経済はロシアへの制裁による悪影響を受けています。カザフスタンは対ロシア制裁には加わっていませんが、制裁をう回する目的で、さまざまな企業に利用されないという原則を守っています。今のカザフスタンとロシアの関係を今後も継続していきます。
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また、カザフスタンはロシアや中国、中央アジアの隣国のほか、欧米とも互恵的で平等な関係の発展に関心があるとした。カザフスタンは外国からの投資を誘致し、欧州とアジアを結ぶ中心地になれるとの期待を示した。
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