26日、北朝鮮のドローン5機が韓国空域に侵入した。うち1機は首都ソウル近くまで飛来した。韓国軍は戦闘機やヘリコプターなどを緊急発進させ、7時間にわたって追跡したものの、北朝鮮のドローンを撃墜することはできなかった。また 緊急発進した韓国軍の軽攻撃機「KA-1」が墜落した。原因は不明。
レオンコフ氏は、北朝鮮軍は「南北間の国境付近を飛行」させるためにドローンを飛ばした可能性があるとの見方を示している。
一方、レオンコフ氏は、何らかの理由でドローンが制御不能となり、韓国へ奥深く侵入したとの見方を示している。
「北朝鮮がこれまでに無人機開発の主要国とみなされたことはなかったが、彼らはトレンドに従って自分たちの力で独自の航空機を製造している。トラブルまたは電子戦機器の作動で制御不能になった可能性がある」
レオンコフ氏は、今回の状況は陸上の韓国の防空システムがドローンの飛来に対応する用意が整っていないことを強調したと指摘した。これは尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領率いる韓国軍なども認めた。聯合ニュースによると、尹氏は軍の監視・偵察能力の強化や、計画しているドローン部隊創設の加速、ステルス無人機の導入なども約束した。
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