ゲオルギエバ氏は、ウクライナ情勢が「EUに大きな打撃を与えた」とも指摘。2023年はEU加盟国の半分が不況に陥るだろうと予測した。
「エネルギー危機に対する欧州の反応を見てみると、欧州は断固としてロシアからの独立に向けて動いていることがわかる。確かに、厳しい冬がやってくるだろうし、次の冬はもっと厳しいものになる可能性がある」
一方で、ゲオルギエバ氏は(エネルギー供給に関して)欧州がロシアから独立する時は必ず来るとの見解を示した。
欧州連合(EU)加盟国は12月19日、エネルギー相会合を開き、所謂「市場修正メカニズム」におけるガス価格の上限について合意した。1メガワット時(MWh)当たり180ユーロを上限とする。ガス価格の上限は、2月15日から適用される。なお、「初めのうち」は、店頭取引にガス価格の上限は適用されないという。
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