北朝鮮当局は外交官らが動揺して亡命に走らないよう、引き締めを強めているという。読売新聞の消息筋は粛清時期について、2022年の年夏から秋頃としている。李氏を含む複数名は在英国の北朝鮮大使館に勤務した経験があるという。同大使館を巡っては、大使に次ぐ地位にあった太永浩公使(当時)が2016年に亡命し、国際社会の注目を集めていた。
李氏は駐英大使や北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の首席代表を歴任。米トランプ前政権との非核化交渉にもあたった。2016年外相に就任し、2020年に退任していた。
関連ニュース