同メディアは、「ロシアは地対空ミサイル『S-400』に続き、すぐに新型の防空システム『S-500』の開発を開始した。これは、ロシア軍が防空ミサイルシステムの開発に重点を置くという先見性を反映したものだ」と述べている。また、中国軍は、「S-500」はロシアの将来の航空宇宙防衛における新しい「盾」であり、米国政府の宇宙戦略に対して強力に対抗するものだと評している。
中国の軍事専門家によると、ロシアの航空宇宙防衛システムの基幹となることが予定されている「S-500」が持つ最大の特徴は、弾道ミサイルなどの標的を迎撃できるだけでなく、低軌道衛星などの宇宙船を脅かすことができる点であるという。
同誌メディアによると、中国軍は、ロシアのS-500「プロメテウス」が新世代の地対空ミサイルシステムをリードしているとみている。同システムの機動性に優れており、単体での移動はもちろん、軍用輸送機での運搬も可能だ。「S-500」の射程圏内は600キロメートル。この防空システムはミサイル防衛能力を高めたものであるため、敵の攻撃はほぼ受けられないようになっている。
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