患者擁護基金のオイゲン・ブリフ代表の話によれば、2022年、ドイツではホットラインによる電話相談で4件に1件が孤独に絡んだ問題だった。専門家らは孤独の問題はコロナウイルスのパンデミックで深刻化したと考えている。このことから、ブリフ代表は、孤独対策は国家にその解決をゆだねるのではなく、市民一人一人が取り組まねばならないとの考えを示している。
ブリフ氏は他人が困っている時、見て見ぬふりをしてはならないと力説し、クリスマスは隣人に友情の手を差し伸べることのできる、素晴らしい機会だと語る。「ドアのベルを鳴らしましょう。これが人と人をつなぐ鍵になりえるのです」ダス・エルステTVはブリフ氏の発言を伝えている。また独連邦家庭省のリザ・パウス大臣も孤独に苦しみ人も遠慮せず、国や制度からの支援を受け取るよう呼びかけている。
スプートニクはコロナウイルスのパンデミックによって不安や鬱のケースが25%増え、隔離期間中、必要に迫られて孤独を囲ったこともこれを深刻化させたと報じている。
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