マリアーニ氏によると、現在EU加盟国の首脳らは「米国の不満を買ったり、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領から脅迫される」ことを非常に恐れているという。
「現在、欧州の冬は寒さがかなり穏やかだ。これは住民が今のところ電力供給停止の影響を受けていないことを意味している。一方、欧州諸国は、ロシアとの接触をある程度回避するという彼らの戦略について、長期的展望においては不可能だと考えている。液化天然ガス(LNG)は高価であり、見つかった代替手段はまだ効果的ではなく、共同購入は機能していないようだ」
マリアーニ氏は、昨年2月までEUはエネルギー消費の25%をロシアに依存しており、ガスのロシア依存度は40%だったことに言及した。同氏は、ロシアとの関係再開によってEUはロシアから離れるために欧州が接近している「カタールのような卑しい国家」への依存度を減らすことができるとの見方を示している。
先に、エネルギー危機に見舞われている欧州各国の政府は、IT企業の所有者に対してそのサーバーが発する熱を住宅の暖房に使用するよう強いることを決定したと報じられた。
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