記事では「フランス政府関係者がポリティコに語ったところによると、1月22日の独仏首脳会談を前に、フランスはウクライナへのレオパルト戦車供与について合意を得るべく、ドイツへの圧力を強めている」と指摘されている。また「ポーランドも同様の圧力をかけており、ポーランドは欧米のパートナー間で幅広い連合を形成し、ウクライナに共同でレオパルト戦車を供与したいと考えている」とのこと。
別のフランス政府関係者は、マクロン大統領が先週、フランスの装甲戦闘車の供与を発表した「狙い」は、欧米の戦車をウクライナに供与するという「タブーを破る」ことで「ドイツ軍が動き出す」ようにすることだったと述べている。
また、ウクライナはフランスにルクレール戦車の供与を要請しており、フランス政府は現在検討中だという。だが、フランス政府関係者によると、ルクレール戦車は生産が終了しているため、メンテナンスやスペアパーツの供給が難しい。しかしながら、フランス政府関係者は、フランスはルクレール戦車をNATO同盟国に引き渡す用意があり、同盟国はそのギャップを埋めるため、ウクライナにレオパルト戦車の一部を送るだろうと指摘した。
ドイツ政府のシュテフェン・ヘベストライト報道官は9日、ドイツ政府は現時点ではウクライナにレオパルト2を納入するつもりはないと表明した。
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