その他、首脳らは現在の国際情勢を踏まえ、それぞれの個別的、集団的防衛能力を強化するよう命じた。この関連でバイデン氏と岸田氏は主要な国際的挑戦として、国際秩序のルールに基づかない中国の行動、北朝鮮による挑発行為、さらにはウクライナ危機を指摘した。首脳会談後の声明には次のように記されている。
「我々は力による一方的な現状変更、あるいは世界のあらゆる場所における強制措置の適用を強く非難する。この情勢は総じて日米が自らの個別的集団的能力を強化させることを要求している」
また日米は仮にロシアがウクライナで核兵器を使用する場合、これを人類全体に対する攻撃行為と認識するとも表明し、危機的に重要なインフラ施設への攻撃を受けるウクライナに対し、支援を継続する姿勢を確認した。
さらに日米は宇宙空間における協力を定めた政府間の合意にも署名した。この中には月やその他の天体を含む宇宙空間の共同利用が含まれている。署名式はワシントンにある宇宙航空局(NASA)の本部で行われた。
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