ブリンケン国務長官は会見で次のように発言した。
「ロシア側は外交に関心がある一方、ウクライナと我々は関心がないという言説を押し進めようとしている。これは当然ながら真実ではない」
ブリンケン国務長官はウラジーミル・プーチン大統領の発言(「仮にウクライナが新たな領土のリアリティを認めないならば話をすることは何もない」)に言及し、「当然ながらこれが出発点になるはずがない」とした。また、ドイツがウクライナに戦車を供与する可能性を検討している点について触れた中で、あらゆる国がウクライナに戦車を供与することを認めると表明した。それと同時に、近くドイツではロイド・オースティン国防長官が議長を務める中で、NATOの対ウクライナ支援会議が開催されることを明らかにした。その上で、会議後にさらなる追加支援が発表されることに期待すると表明した。
先にポリティコ紙はフランスとポーランドがドイツに対し、主力戦車レオパルド2をウクライナに供与するよう、圧力をかけていると報じていた。これに対し、ドイツ政府はウクライナに戦車を供与する考えを否定している。オラフ・ショルツ独首相はこれについて、ドイツは今後も同盟国と連携して行動し、早急な判断は下さないと表明している。
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