プーチン大統領がサンクトペテルブルク訪問 レニングラード包囲解放の記念式典に出席

ロシアのプーチン大統領は18日、大祖国戦争中の1941〜1944年にサンクトペテルブルク(当時のレニングラード)でナチスに街を包囲された「レニングラード包囲」の解放80周年を記念する式典に出席するため、サンクトペテルブルクに到着した。
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プーチン大統領は到着後、現地の集団墓地に建てられている「ルベージヌィの石碑」で献花を行った。この石碑は、包囲戦で命を落とした犠牲者を追悼するための碑。
ルベージヌィの石碑は1972年、レニングラードの戦いでレニングラード戦線のソ連軍が奪取したネヴァ川左岸の橋頭堡「ネフスキー・ピャタチョク」に建てられた。大祖国戦争の当時、この周辺では包囲を解放するための戦闘作戦がなん度も実施され、4度目の作戦である「イスクラ作戦」でその目的は達成された。
その後、プーチン大統領は、レニングラード包囲戦の犠牲者やレニングラード戦線で命を落とした兵士の埋葬地の一つであるピスカリョフスコエ墓地に赴き、記念碑「母なる祖国」と集団墓地で献花を行った。この集団墓地には、包囲戦で亡くなったプーチン氏の兄が眠っている。
プーチン氏は現在、レニングラード包囲・防衛博物館を訪問しており、大祖国戦争で従軍した退役軍人やレニングラード包囲を経験した住民との懇談会に出席している。
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