「西側は一丸となって、ロシアとベラルーシの重要な国益に対する直接的な脅威を作り出すために、まさにキエフの背中を押しているという点で我々の見解は一致している」ラブロフ外相はこう指摘している。
ラブロフ外相はさらに、OSCEがその原則から逸脱し、急速に崩壊していると指摘した。アレイニク外相もこの点でラブロフ外相の見解を支持し、ミンスクとモスクワは、OSCEがシステム上の危機にあるという見解で一致していると述べている。
ラブロフ外相は、ロシアとしては、自らの政策が袋小路に入ったことに西側が気付いていると期待したいものの、現時点では欧米が正気にもどったという兆候は見えないと述べた。
「我々は、米国とその衛星国がNATOを拡大し、NATO軍と軍事インフラを我々の共通の国境(編集:ロシアとベラルーシ)に接近させる破壊的な路線をとっていることに、再び深い懸念を表明した。これは政治的・軍事的緊張をエスカレートさせるものであり、我々としてはこれに反応しないわけにはいかない」
1月19日、ラブロフ外相はベラルーシのルカシェンコ大統領とも会談し、政治・軍事分野および国防におけるロシアとベラルーシの間の協力について協議した。
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