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ラブロフ露外相「米国はロシアとの直接対決望まず」
ラブロフ露外相「米国はロシアとの直接対決望まず」
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、28日に放送されたロシアメディアのインタビューで、ウクライナ情勢、米国との二国間関係などについて語った。 2022年12月29日, Sputnik 日本
2022-12-29T06:06+0900
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インタビューでラブロフ外相は、外交ルートを通じて、米国がウクライナへ供与する対空防衛システム「パトリオット」の運用のために、米国から専門家(米軍関係者)を派遣するつもりはないことを確認したと明かした。アントニー・ブリンケン米国務長官は21日、米製対空防衛システム「パトリオット」を含む、18億5000万ドル(約2380億円)規模のウクライナへの追加軍事支援を決定したと明らかにしていた。「パトリオット」は敵のミサイル、戦闘機迎撃などに使う地対空ミサイル発射装置で、「守り」に主眼を置いた兵器。タイプによって射程は異なるが、30~100キロ超の範囲をカバーできるとされる。一方、「パトリオット」は米軍の機密性の高いシステムと連動しており、運用には地上での複雑な操作が必要とされる。そのほか、ラブロフ外相の主な発言は以下の通り。ウクライナ情勢露米二国間関係来年についてラブロフ外相は、2023年に何が待ち受けているかとの質問に答えるなかで、次のような哲学的な話題にも触れた。そして忍耐力や我慢強さ、強固な意思をもってロシアと国民にとって重要な崇高な目標を達成するよう邁進すると締めくくった。関連ニュース
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セルゲイ・ラブロフ, 国際, ウクライナ, 米国, 戦争・紛争・対立・外交
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ラブロフ露外相「米国はロシアとの直接対決望まず」
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、28日に放送されたロシアメディアのインタビューで、ウクライナ情勢、米国との二国間関係などについて語った。
インタビューでラブロフ外相は、外交ルートを通じて、米国がウクライナへ供与する対空防衛システム「パトリオット」の運用のために、米国から専門家(米軍関係者)を派遣するつもりはないことを確認したと明かした。
「使用方法が複雑な『パトリオット』供与の決定は、米国がウクライナに専門家を派遣するということを意味するのか、米側に外交ルートを通じて確認した。すると、米側は十分に広闊にそうした計画はないと説明した。なぜなら米国はロシアとの直接対決を望んでいないからだ」
アントニー・ブリンケン米国務長官は21日、米製対空防衛システム
「パトリオット」を含む、18億5000万ドル(約2380億円)規模のウクライナへの追加軍事支援を決定したと明らかにしていた。
「パトリオット」は敵のミサイル、戦闘機迎撃などに使う地対空ミサイル発射装置で、「守り」に主眼を置いた兵器。タイプによって射程は異なるが、30~100キロ超の範囲をカバーできるとされる。一方、「パトリオット」は米軍の機密性の高いシステムと連動しており、運用には地上での複雑な操作が必要とされる。
ロシアは人的・技術的観点において、ウクライナにおける軍部隊のさらなる強化を続ける
ロシアはウクライナがするような損失を顧みない攻撃作戦を目指していない
米国がウクライナにロシアとの和平対話を許可しないのは、ロシアを疲弊させるためだ
バイデン米大統領はロシアと直接対決しないとする一方、第3次世界大戦を起こさないためにはウクライナが勝利しなくてはならないと主張しているが、これは論理的におかしい
米国は新戦略兵器削減条約に基づく監査を再開したいと考えているが、誠実に行動する準備ができていない
露米の軍事当局者同士は緊密にコンタクトを取りあっているが、モスクワとワシントン(外交・政治)の対話は止まっている
米側は非公式に複数回にわたり対話を打診してきており、ロシア側は毎回同意の意思を示してきた。だが、実際に行われたのはトルコで開かれた露対外情報庁(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官と米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官の会談だけだ
ラブロフ外相は、2023年に何が待ち受けているかとの質問に答えるなかで、次のような哲学的な話題にも触れた。
「我々はいつもリアリストでならなければならない。私は悲観主義者ではないが、悲観主義者とは物知りの楽観主義者だともいわれる。これはコップが半分まで満たされているか、半分空になっているかという話だが、もう一つ大事なのはどんな液体が入っているかということだ」
そして忍耐力や我慢強さ、強固な意思をもってロシアと国民にとって重要な崇高な目標を達成するよう邁進すると締めくくった。