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ワリエワ、露反ドーピング機関判断に満足 金剥奪決定後、初コメント

フィギュアスケート女子・ロシアのカミラ・ワリエワ 選手(16)は22日、自身のドーピングスキャンダルをめぐり、露選手権での金メダルを剥奪するものの同選手には「責任はない」とした露反ドーピング機関(RUSADA)による判断について、「満足している」と話した。同選手がRUSADAの決定後に公にコメントするのは初めて。
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RUSADAは13日、2021年12月に行われた露選手権でのワリエワ選手の結果を取り消す決定を下し、世界反ドーピング機関(WADA)に通達していた。ドーピング違反があったと認めたもののワリエワ選手自身に「責任・過失はない」としている。ワリエワ選手は露選手権での金メダルを剥奪されることになるが、そのほかの競技結果の取り消しや出場停止処分は免れた。
本人には非はないとしたRUSADAの判断に満足しているかとの記者団からの問いに、ワリエワ選手は次のように答えている。

「もちろん、判断には満足しています。ロシア選手権は毎年行われていますし」

一方、WADAはRUSADAが主張する「責任と過失がない」という結論について懸念を覚えているとしていて、決定に関する詳細な説明をRUSADA側に求めている。場合によってはより厳しい処分を求めて、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴も辞さない構えをみせている。

ワリエワ選手のドーピング疑惑問題

2021年12月のドーピング検査でワリエワ選手から禁止薬物であるトリメタジジンの陽性反応が出た。これが明るみに出たのは2022年北京冬季五輪開催中のことだった。このため北京五輪フィギュア団体はロシア代表のチームが金メダルを獲得したものの、表彰式は延期された。ワリエワは当時15歳の「要保護者」で、女子シングルにも出場が許されたものの、4位に終わった。
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