ドイツ政府の発表によると、ウクライナに対する新たな支援パッケージには、戦車とその操作方法の訓練のほかに、弾薬、システムのメンテナンス、移送支援が含まれる。
これに先立ち、ドイツのピストリウス国防相は、ウクライナへの「レオパルト2」供与について、判断は近いうちに下されるとの認識を示していた。同氏は先に、「レオパルト2」の保有数を明らかにするようドイツ連邦軍やその業界に指示した。
ドイツ政府は「オラフ・ショルツ首相は25日の閣議で、ドイツはウクライナへの軍事支援をさらに強化すると表明した。同氏は、連邦政府が主力戦車『レオパルト2』をウクライナ軍に供与することを承認したと述べた」と発表した。またショルツ氏は「この決定は、必要な限りウクライナを支援するという我われのよく知られた立場からなされたものだ」と述べた。
これに先立ち、ロシア下院国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長は、「レオパルト2」の供与によってウクライナにおける特殊軍事作戦の状況が変わることはないとし、ロシア軍にとって危険なものとなるおそれがあるのは、戦闘に参加するためにウクライナの戦車兵団を形成し、訓練することだとの見方を示した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、ウクライナへのドイツ製戦車の供与について、「今後の露独関係に必然的に影響する」と述べた。