リャプコフ外務次官は次のように述べている。
「北東アジアにおけるあからさまな核対立の展望については評価したくはない。なぜなら、関係するすべての当事国はそれを回避するために尽力しなくてはならないからだ」
また、ロシアには対話の準備ができているとし、「中国との共同イニシアチブ、朝鮮半島問題の包括的解決のための計画、ロードマップに基づいて全ての関係各国との建設的な意思疎通にオープンだ」と述べた。
また、北朝鮮の核保有については認めない考えを示している。
「北朝鮮の核保有国のステータスを認めるかという仮定的な問題に関しては、ロシアは5核大国だけに核保有を認めた核不拡散条約に完全にコミットしていると確認しておきたい」
北朝鮮は昨年9月に開かれた北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)で核兵器の使用条件などを定めた核政策に関する法令を採択し、「核保有国としての不可逆的な地位が強化された」としている。
一方、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は今月、北朝鮮の挑発のレベルがさらに高まれば、韓国が「戦術核の配備や独自の核(兵器)」を保有することもあり得ることで、「もしそうなれば、韓国の科学技術により、より早い時期に韓国も(核兵器を)保有することができる」との考えを示していた。
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