豪で紛失の放射性カプセル見つかる

オーストラリア当局は、1月中旬に同国で輸送中に紛失した放射性セシウム137を含むカプセルが見つかったと発表した。ロイター通信が報じた。
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西オーストラリア州のドーソン緊急サービス相はロイター通信のインタビューで、同州の消防局や緊急救助サービスの職員数百人や、オーストラリア国防省およびオーストラリア原子力安全庁の職員などが捜索を行い、不可能なことを成し遂げたと指摘した。捜索チームは、直径6ミリ、長さ8ミリの銀色のカプセルを広大な領域から探し出した。
ドーソン氏によると、現在、軍が放射性物質を含むカプセルを確認しており、2月2日に西オーストラリア州の州都パースにある保管施設に運ばれる予定。
ロイターによると、西オーストラリア州にある鉱山会社リオティントの鉱山からトラックで輸送中に放射性セシウム137を含むカプセルが紛失した問題で、同社はカプセルの紛失について謝罪し、道路の近くに住む人々に対し、カプセルを発見した場合には少なくとも5メートル以内に近づかないよう呼びかけ、発見した場合には当局に連絡するよう求めていた。また住民には、セシウム137に長時間さらされると火傷や急性放射線症候群、がんを引き起こすおそれがあると警告されていた。
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原子力を平和利用する場合でも、高度な保護レベルとすべての安全基準を厳格に順守する必要がある。スプートニク通信は先に、ウクライナ軍がザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所への砲撃を続けており、これによって放射性物質が放出した場合にはドイツやポーランド、ルーマニア、スロバキア、ベラルーシなどのウクライナに隣接する西側諸国領内にまで到来する恐れがあると報じた。
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