ザポロジエ原発 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
ザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所は、欧州最大の原子炉数と出力を誇る原発で、2022年3月からロシア軍の保護下に入っている。度重なるウクライナ軍による攻撃で原発の安全性に問題が生じたため、9月初旬、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長率いる調査団が査察。調査報告書では、原発の周辺を「安全ゾーン」とする必要性が訴えられているが、その後もウクライナ軍は原発敷地や周辺の町への散発的な攻撃を続けている。10月のザポロジエ州のウクライナからの離脱・ロシア編入に伴い、新運営会社のもとロシア国内の基準に即した運転に移行している。

IAEA ザポリージャ原発に専門家を常駐か=グロッシ事務局長

© Sputnik / Alexey Vitvitsky / メディアバンクへ移行ラファエル・グロッシ事務局長
ラファエル・グロッシ事務局長 - Sputnik 日本, 1920, 26.08.2022
サイン
ウクライナ南部のザポリージャ原発を訪問する国際原子力機関(IAEA)の使節団は、同原発で専門家の常駐を始める可能性がある。同機関のラファエル・グロッシ事務局長が26日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)のインタビューで語っている。
インタビューでグロッシ氏は、戦場を専門家が移動するのは容易なことではないと指摘した。使節団の派遣を実施するためには、国連の支援を受けつつ、ロシアとウクライナと連携しながら安全な環境を整える必要があるという。また、「技術的な観点からミッションのパラメーターを定義する必要」があり、専門家が現地に常駐する可能性もあるとの考えを示している。
グロッシ氏によると、IAEAは「(使節団の)訪問を何カ月も前から準備」しており、その目的は「専門家が安全保障のさまざまな側面を把握すること」と、状況の安定化であるという。
これより前、グロッシ氏は、IAEAの使節団が数日中にザポリージャ原発を訪問すると発表した。
国連 - Sputnik 日本, 1920, 25.08.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
国連 ウクライナ軍のクラスター爆弾使用について信憑性の高い苦情を受理
26日、ザポリージャ原発でウクライナ側が本国ウクライナへ電力を供給するための最後の送電線を切断した。
ザポリージャ(ザポロジエ)州軍民管理局のウラジーミル・ロゴフ局長によると、IAEAの使節団が原発に向かう訪問ルートは、安全上の懸念から発表されておらず、いくつかの選択肢を検討しているという。現地当局はハイレベルの安全を確保する準備を進めている。
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала